カテゴリー「豊かな生活」の7件の記事

Sunday, January 18, 2009

成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内

水野俊哉:『成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内』へのリンク 半年ほど前に、前作(成功本50冊「勝ち抜け」案内)をすでに読んでいたので、正直それほど期待はしていませんでした。
きっと、書評の数が増えただけで、前作の二番煎じにすぎないのではないかと・・・。しかし、本書を読んで本当に良かったです。というか、本書に出会えたことに感謝しています。

書評は前回と同じ形式で、比較的新しい本がとりあげられています。そして、より実践的な書籍やスピリチュアル系の書籍も多く取り上げられているのが特徴です。しかし、私が本書を読んで良かった!と思ったのは、書評の部分ではなく、巻頭、巻末のPart1とPart3です。

まず、Part1では「成功法則ベスト10<応用編>」として、著者の考える成功法則ベスト10が解説されています。今回の<応用編>を読んで、私はガツンとやられた気がしたのです。前作でも「10の成功法則」が解説されていました。そして、私はその内容を十分理解していると思っていたのですが、実はわかったようでいて全然実践できていなかったことに気づいて、愕然としたのです。

特に自分がわかったようでいて、全然実践できていなかったな・・・と思ったのが、第9位の『「未来日記」と「成功日記」を書く』と第6位の「ツキを味方にする」です。私は、これを読んで早速今年用の日記帳を買ってきました。そして、年初より日記を書き始めています。そして、本書でも紹介されていた佐藤富雄さんの「富豪塾」を読んだりして、夢や理想を文章に書いてみることの重要性をあらためて感じています。

また、「ツキを味方にする」についてですが、最近の私は周りの人たちに感謝することを忘れていたということに気づかされました。正直、最近の私は何か違和感というか、波に乗れていない感覚を持っていたのです。本書を読んだことによって、その理由が、妻とか会社とか、いろいろな物事に感謝するのではなく、不満の気持ちの方が大きくなってしまっていたためだったことに気づいたのです。さらには、自分の力でがんばりすぎるのではなく、潜在意識とかもっと大きな力の存在を認めることも大事だということにも気づかされました。

Part3では、著者の「水野俊哉」さん自身の成功ノートや未来日記が紹介されていて、単純に読み物としても面白いのですが、自分が成功法則を活用していく上での参考になりました。

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Saturday, October 18, 2008

バビロンの大富豪

ジョージ・S・クレイソン:「バビロンの大富豪」へのリンク 初版1926年のロングセラー作品です。古代バビロンの城壁都市が物語の舞台となっています。

本の中に出てくる人たちは、大金持ちもいれば、豊かな生活を夢見る普通の人たちもいます。奴隷という立場を克服して、大富豪に転身した人もいます。

この本には、いくつかの教訓が出てきます。例えば、以下のような内容です。

  • 収入の一部は使わずにとっておく。残りの金の範囲内で生活する。
  • 貯めた金は、そのままにせず投資をして増やす。
  • 与えられたチャンスは躊躇せずに活用する。
  • ただし、判断は慎重に行う。先人の知恵に耳を傾け、怪しい話には乗らない。
  • 「働く」ことが、幸福と豊かさをもたらす。

それぞれの教訓自体はある意味常識というか当たり前の内容です。しかし、古代バビロンの登場人物たちの生き様を通して、それらの教訓が語られているため、内容に重みがあるように感じられ、心に響くのがこの本の良いところだと思います。特に最後の章で「シャルゥ・ナダ」が語った話は、働くことの素晴らしさが伝わってきて感動させられました。

この本全体を通していえることですが、楽をして儲けるのではなく、こつこつと勤勉に正しい選択を行っていくことの重要性が語られています。流行に左右されない本質的な教訓が語られていて、今の時代においても十分参考になる本だと思います。

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Wednesday, August 13, 2008

3年で富裕層になる!

臼井宥文:「3年で富裕層になる!」へのリンク Amazonの書評では、賛否両論あるようです。人によって好き嫌いの分かれる本かもしれませんね。随所にFXの例が出てきたりするので、確かに誤解を招きやすいところもあります。何はともあれ、ビリオネアを標榜する私としては、この本を見過ごすわけにはいかないので読んでみました。まあ「3年で富裕層になる!」を読んでいる時点で、今は富裕層でないわけですが。。。

筆者が編み出した、富裕層になる「3年プラン」は以下のようになります。

1年目「資金を貯める」
2年目「レバレッジをかける」
3年目「基礎固めをする」

それでは、どのように資金を貯めて、どのようにレバレッジをかけるのか、という点ですが、この本に勝利の方程式が述べられているわけではありません。いくつかの事例やアイデアは述べられていますので、それらを参考に自分にあった方法を見つけるのが良いのでしょう。そういった意味では、この本を読んだからといって富裕層になれるわけではもちろんないです。しかし、以下の2つの点において、この本を読んで良かったと思います。

1.富裕層のメンタリティーが述べられている
「偏見を持たない」「旺盛な知的好奇心と探究心」「ポジティブな人生観」など、リッチな人間のメンタリティーについて触れてくれている点は、読んでいても気持ち良いです。このようなメンタリティを持っていたから富裕層になったのか、富裕層になったからこのようなメンタリティになったのかは、ニワトリと卵の話になってしまいそうですが、少なくともこのようなメンタリティーを意識していくことが、富裕層に近づくために役立つと思います。

2.様々な富裕層の経歴や行動パターンが紹介されている
お金持ちが実際にはどのようなものなのか、どのようにお金持ちになったのかを知らなければ、自分がお金持ちになることをイメージすることは難しいです。資金を増やすための手段が何であったにせよ、自分の得意な分野で時代のトレンドに乗ることによって、実際に富裕層となることが可能なのだという認識を、様々な事例から得ることができます。

本書の終りで筆者は「日本はアジアのモナコを目指せ」という提言をしています。この点については、私も賛成です。日本には素晴らしい文化や自然があり、素晴らしい人々が住んでいます。今は、少々元気をなくしている感もありますが、日本ならではの強みを活かすことによって、今後もさらに豊かに発展していくことが可能だと思うのです。

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Sunday, July 27, 2008

成功本50冊「勝ち抜け」案内

水野俊哉:「成功本50冊「勝ち抜け」案内」へのリンク 装丁やタイトルなど一見怪しそうですが、内容は非常に濃い本でした。この本では、いわゆる「成功本」を以下のような5つのジャンルに分けて紹介しています。

 1.基本・古典
 2.ビジネス・経営
 3.投資
 4.独立系・戦術
 5.背景知識

それぞれの書籍のエッセンスを1ページにまとめ、その後に著者の解説が加えられています。ナポレオン・ヒルや中村天風先生のような古典から、「夢をかなえるゾウ」のような最近のベストセラーまで幅広くとりあげており、今後読みたい本を見つける上で参考になりました。最後の章では、筆者がこれまで数百冊読んだという成功本から抽出したエッセンスを「10の成功法則」にまとめてくれています。こちらも参考になります。

「成功本」とは、人生をより豊かで充実したものにしていくための参考書だといえるでしょう。「成功」を目指すためには、「自分にとっての成功・豊かさとはいったい何なのか」を明確にすることがまず重要だと思います。自分にとっての「成功」の定義が誤っていたら、どんなにがんばっても本当の幸せからは遠ざかってしまうからです。

自分にとっての「成功」の定義が明確になったら、あとはこのような本を参考にして、日々実践とフィードバックを継続していけばよいでしょう。私も自分にとっての成功や幸せの意味を時に振り返りつつ、より豊かな人生を実現していきたいと思います。

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Thursday, April 03, 2008

富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

高岡壮一郎:「富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか」へのリンク 何といってもまず、表紙(正確には、帯です)がゴージャスなところが良いですね。ゴージャスというか、写真のセンスが良いなーと思います。章の区切りにもいくつか写真が挿入されていますが、リッチな気分に浸れる写真が多くて楽しい本でした。

それにしても、YUCASEE(ゆかし)っていったい何なのか??というところですが、「純金融資産1億円以上を有する富裕層」のみが入会を許可される会員制プライベートクラブのことだそうです。この本は、その「ゆかし」を運営している方が書いています。しかし、プライベートクラブの単なる宣伝本ではありませんでした。普段はなかなか垣間見ることのできない「富裕層」の実態や生の声を紹介した本として、非常に価値のある本だと思います。「ゆかし」会員の属性データも紹介されていて、「やっぱり会員は、東京と神奈川の人が多いなー」とか「30代の人も結構多いんだなー」といった発見もあります。

これまで、画一的なマーケティングを行ってきた企業も、最近になって富裕層を対象としたマーケティングに力を入れているようです。しかし、富裕層となった方たちは、自由に使えるお金は十分にあるのだが、そのお金を何に使えばよいのか、いかに活用すればよいのかという悩みも抱えています。特に日本では、これまで富裕層をターゲットとしたサービスが発達していなかったという背景があります。そこで、そのような富裕層の方々の情報交換の場として、「ゆかし」が誕生したということです。

この本では、富裕層を大きく「相続リッチ」と「インテリッチ」の2つに分類しています。インテリッチとは「自分の能力と努力によって財産を成した結果、富裕層になった人」と定義されています。この本のメインは、この「インテリッチ」です。「インテリッチ」は、さらに以下の4つに分類されています。

・ベンチャー関係者
・専門家
・個人投資家
・オーナー企業家

富裕層となった方々の職業や経歴は様々ですが、共通しているのは、既存の枠にとらわれない自由な発想を持ち、時代のトレンドを見極めて、自分の強みを最大限に生かしたということです。
本の途中で急に「ドラゴン桜」の話題がでてきてびっくりしましたが、全体を通して「誰でも目的意識を掲げ、努力を継続することで富裕層となりうる可能性がある」という信念に貫かれています。この本は、決して格差社会を是認するものではないです。しかし、人々の創意工夫が許容され、オリジナリティを生かして、自由な生き方を選択することができる、そのような環境を維持することが国や社会の発展には必要なのだというメッセージを発信しています。そのような意味では、シリコンバレー的な楽観主義、自由・イノベーション礼賛主義に近いものを感じました。

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Tuesday, March 04, 2008

大富豪になる人のお金の使い方

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なかなか面白い本でした。話に出てくる例がなんとなく古いかな??と思っていたら、著者は70歳をすぎているんですね。ただ、本の内容はわかりやすくて、お金持ちの考え方を知る上で参考になりました。

参考になったのは、以下のような点です。

  • お金をいかに使うのかを考える
  • この本は、お金をいかに使うかに焦点をあてています。お金を貯めこんだり節約したりするだけでなく、自分と周りの人を幸せにするためにお金を使うという観点は、幸せなお金持ちに必要な要素ですよね。そういえば、最近の自分は少しケチケチしていたところがあったなーと。

  • お金持ちの意識を身につける
  • お金を使うときは豊かな意識で使うということです。お金持ちであるということは、お金を使って周りの人たちや自分の生活をより豊かなものにしていくことができるということですね。その意味で、お金を使うことはとても嬉しくて幸せな行為であるはずです。お金持ちの意識を身につけるためには、日頃からお金を楽しんで使うような心がけも必要かもしれません。

  • 年齢に関する考え方を見直す
  • 筆者は「加齢」は存在するが「老化」は存在しないと言い切っています。「老化」という現象は意識が作り出していること、「加齢」は適度な運動と栄養によって、かなりの部分対応可能なことを説いています。また「自分はもう○○歳だから」とか「○○歳になったから引退」といった考え自体が、肉体的・精神的な限界や老化を招いていることにもふれています。
    子供のような好奇心と柔軟な考え方を持ち続ける限り、年とともに成熟していくことはあっても、自分の世界や可能性を狭めてしまうことは無くなるはずですよね。

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Monday, February 04, 2008

ハワイ プチ富豪の成功法則

ヒロ・ナカジマ:「ハワイ プチ富豪の成功法則」へのリンク かなり前に出版された本ですが、最近この本の存在を知り、読んでみました。参考になる点・考えさせられるがいろいろとあり、「この本を読んで良かった!」と思いました。

私もアーリー・リタイアについては、これまでおぼろげながら考えていました。45歳ぐらいでビジネスからは退いて、お金のために働くのではなく、自分のやりたいことをやろうと。
その思いは今でも変わらないのですが、この本を読んだことにより、いくつか考えさせられる点がありました。

  • リタイアするにあたって、いくらを目指すのか
  • 確かに、1億円稼いだら次は3億円を目指したくなるでしょうし、それを続けていったら きりがないですね。自分がリタイア生活を送る時とは、何億円の資産とキャッシュフローを 実現した時なのか明確にしておく必要があります。

  • リタイアした後に、何をやりたいのか
  • 働かないで生活するのに、十分なお金ができたとして、自分は果たして何をやりたいのか? 私は、とりあえずファーストクラスで世界一周旅行に行きたいし、大学に入学して 博士号を取得したいと思っています。でも、その後は??自分が本当に好きなこと、やりたいこととは何なのかを考えておくことも必要です。

  • 資産とキャッシュフローを作り出すための方法
  • 著者は、ビジネスで資産を築き、不動産と株式投資でキャッシュフローを実現したようです。本に書いてあることを、すべて鵜呑みにするわけではありませんが、リタイア生活を実現するためには、やはりそれなりの準備と決意が必要になるわけです。

  • 仕事や人との関係を築いていく上での考え方
  • アメリカに単身乗り込んで、ビジネスを始めた話や、30歳を過ぎてアメリカの大学に入学した話など、著者の行動力とコミュニケーション力には感心しました。

私も、自分なりの成功法則を築き上げていきたいものです。

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