カテゴリー「コミュニケーション論」の4件の記事

Tuesday, August 12, 2008

コンサルタントの「質問力」

野口吉昭:「コンサルタントの「質問力」」へのリンクサブタイトル(「できる人」の隠れたマインド&スキル)にもある通り、コンサルタントが業務で活用している暗黙的スキルが紹介されています。

このようなスキルは、本来OJTなど長年の仕事を通して身に付けるしかないと思います。そのエッセンスを数時間で吸収できるわけですから、やっぱり本って素晴らしいですね。(本当に自分のものとして活用するためには、やはり努力と実践が必要ですが。)

私たちの仕事はコミュニケーションによって成り立っている部分が大きいです。効果的な質問をすることにより、仕事のアウトプットが大きく変わってくるのは確かだと思います。

この本は4つの章から構成されています。まず第1章では、「質問力」のある人が身に付けている6つの特性が紹介されています。そして、第2章以降からは、「質問力」を支える3つのスキル(仮説力、本質力、シナリオ力)について、説明されていきます。それぞれのスキルは、仮説思考、抽象化、フレームワークなどの考え方がベースにあります。そういった意味では、目新しいものではないです。しかし、そのようなツールを質問の背景に取り入れることで、顧客の信頼を得ていくための具体的な活用方法を学ぶことができます。

私が現在担当している技術コンサルティングの仕事では、技術的なやり取りが多いので、「質問力」を意識しなくても仕事が成り立ってしまうところも正直あります。しかし、技術をビジネスに活かしていくためのディスカッションでは、本書の知識を活かせそうな場面がいくつか思い当たりました。「シナリオ力」をベースにお客様とビジョンを共有していくことで、お互いの認識がより深まって、新しいビジネスにつなげることもできそうです。

この本は年に何回か読み返して、その都度自分が内容を実践できているかをチェックするようにしたいです。

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Sunday, July 13, 2008

アライアンス仕事術

Alliance 「おさいふケータイ」プロジェクトの主軸メンバーで発案者でもある、NTTドコモ元社員の方の本です。
私も最近、様々な局面で「おさいふケータイ」を活用させていただいています。「おさいふケータイ」誕生から現在までの経緯がわかるという点でも興味深い本でした。そして「1の力を10倍にする」と副題にあるように、初期のアイデアに対して様々な人の思いを乗せて、最後には実現させてしまう「アライアンス」の威力を知ることができます。

この本を読んでいると、仕事って楽しいものだよなーと思えてくるから不思議です。そうです、仕事はやはり楽しくあるべきものだと思います。一人では実現できないようなことが会社にいるとできてしまったり、人との関わりの中で新たな発見や成長があったりするのも楽しみの一つでしょう。どのような仕事でも「やらされている」と考えるのではなくて、「様々な人々とのアライアンスによって共通の目標を実現している」と考えると、仕事が楽しく思えてくる気がします。

そのためには、人から協力してもらえるような人間性を高め、枠にとらわれない考え方を意識し、常に知識やスキルを高めていく努力が必要です。そのような考え方が本書では紹介されています。
これからも社内・社外を問わず様々な人たちと協力しながら、仕事と人生を充実したものにしていきたいと思います。

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Thursday, May 15, 2008

3分間コーチ

3minutes_coach 「コーチング」の本です。しかし、単なるコーチング技術や質問の仕方について解説した本ではありませんでした。

「3分間コーチ」という、ある意味「魔法のような」手法を紹介した本なのです。魔法とはいっても、決してすごいテクニックではなく、誰もが簡単にできるシンプルな方法です。そして、実践すれば確実に部下(同僚でもよいのですが)とのコミュニケーションが改善され、組織の力がアップするような方法なのです。すでに実践している人や分かっている人には、「そんなの当然だよ」とか「すでにやってるよ」ということなのかもしれませんが、そうでない人には目から鱗といった内容です。その方法とは、以下の2つを実践することです。

  • 部下について考える時間をとる。
  • 部下と的を絞った短い会話をするための時間をとる。

上記を実践すること自体は、何も難しいことではないわけです。しかし、それによって以下のようなメリットが得られると思います。

 部下にとってのメリット

  • 頭が整理され、仕事の能率・成果が上がる。
  • 理解してもらうことで、仕事のモチベーションが上がる。
  • 組織の目指す方向と、自分の目指す方向の認識合わせができる。

 上司にとってのメリット

  • 部下の考えていることを理解できる。
  • 仕事上の問題点を事前に把握することで、問題を未然に防ぐことができる。
  • 部下のモチベーションが上がることで、職場全体の生産性・活力が向上する。

上記のように得るものは大きく、失うものはほとんどない方法なのですから、これを実践しない手はありません。ただし、コミュニケーションの方法を間違えたら、かえって逆効果だとは思います。その点については、どのようなアプローチが良いのかが説明されているので、本の内容を参考に日々反省していきたいものです。

「3分間コーチ」は、社員と組織を元気にするための効果的な方法だと思います。ただ、本当に実践できるかというと「忙しくて、そんな時間はなかなか取れない。」という言い訳がついつい出てしまいそうです。しかし、会話をする時間はたった3分でも良いのです。この3分間の時間をとれないとしたら、怠慢と言われてもしょうがないのかもしれません。まあ、「言うは易し、行うは難し」なのですが、日々「3分間コーチ」を意識していきたいです。

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Saturday, May 10, 2008

レバレッジ人脈術

レバレッジ人脈術 タイトルを見ると、人脈で得するためのノウハウ本に思えてしまいますが、そうではありませんでした。人脈は確かに重要な資産ですが、この本では「人脈は利用するものではなく育てるもの」というスタンスに立っています。

自分の価値観に合った仲間を見つけ、つながりを持ち、ともに高め合うことが、「レバレッジ人脈術」の大きな目的なのです。

人脈を通して自分も相手も共に成長し、その相乗効果で生活をより豊かにすることが目的の本です。人脈を構築し、育くむためのノウハウが公開されています。

そのようなノウハウは参考になりますし、これから少しづつでも実践していきたいものです。しかし、この本を読んで何といっても良かったのは、以下のような考え方に出会えたことです。これまで、人脈というものをあまり重視してこなかった私にとって、結構ハッとさせられる内容でした。

  • 重要なのは、「いかに相手を利用するか」ではなく、「いかに相手に貢献(コントリビューション)するか」である。
  • 「誰を知っているか」ではなく「誰に知られているか」が重要。人から頼りにされるぐらいが丁度よい。

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