カテゴリー「Business and Investment」の11件の記事

Monday, April 18, 2011

The Next Global Stage

I have read The next global stage written by Kenichi Ohmae. What I read was a Japanese translated version, though. It describes the overview of globalization and presents a lot of cases and contributing factors behind it. He points out that  four attributes characterizes the global economy, which are Borderless, Invisible, Cyber-Connected, Measured in Multiples.

It shows that old notion of nation-states is losing its strength and burgeoning region-states are becoming mainstream. Especially, regions in China are picked up as examples in various pages. It also describes the conventional economy and the role of governments has changed, and now the regions which have the ability to attract foreign investments are thriving. BPO (Business Process Outsourcing) is one of the trends that bringing wealth to regions like India as cross-border workforce to the world.

What is intriguing is that Ohmae mentions to the importance of courage and intellectual creativity in the later part of the book. We are living in the new era that old knowledge and logic is not necessarily applicable and sometimes misleading. There is no one absolute answer. So we have to think flexibly and have courage to execute the plan which may contradict to old mindset.

This book gave me a broader point of view. We sometimes tend to think narrow-minded, though this writing reminded me that the world is connected, we breeze the same air in this planet. We do not have to restrict our business or market inside a country. These day, I am quite interested in the notion of globalization. I am going to read Friedman's The world is flat next.

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Sunday, April 17, 2011

Create business from scratch

I have just watched a DVD titled 'Project X', which is the TV program broadcasted about ten years ago. The program presented the process of how some products or services were developed and successfully delivered in the end.

Once I saw the story of Sony's early days, it was impressing. They struggled to sell the transistor radios. Those people's efforts finally led to Sony’s success. This spirits of challenge and persistence have recovered Japan from the devastation of the world war.

This time I watched the story of a convenience store chain (Seven-Eleven Japan). It was around 1973, there were no convenience stores in Japan. The story depicts the struggle of the businessmen who launched the new business. They came up with new distribution and inventory management system, and it led to expansion of the new business in Japan. This innovation began with their persistent efforts in the field.

I think there is a factor those two stories have in common. It is the wholehearted commitment and persistence. It also can be said as 'never-say-die spirit'. This is the spirit we tend to forget in these days. Sometimes, I am inclined to find the reasons why we cannot do this and that in business. Though, nothing new is accomplished in this mentality. Creating new services and providing new values to the world, there are many things I can learn from the past stories.

Links to the DVDs (Japanese editions only)
Project X - The story of Seven-Eleven Japan (Japanese editions only)

Project X - The story of Sony (Japanese editions only)

 

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Thursday, February 12, 2009

儲かる会社はこうして作れ!

木下晃伸:「儲かる会社はこうして作れ!」 へのリンク 儲けることは、なかなか難しいものだなと思います。本書では、松下幸之助さんの「製品に適正な利益を加味して販売し、代金をきちんと回収する」というような言葉が紹介されています。確かに当然な内容ではあるのですが、その当たり前なことを当たり前に実行することがやはり難しいと思うのです。

私が働いているIT業界では、製品(システム)やサービスを買っていただき、その開発費用や作業工数を想定以内に抑えることによって儲かることになります。しかし、製品を買っていただくということ自体がまずは難しいです。製品を買っていただくためには、投資に見合うだけの付加価値を提供する必要があります。しかし、この「付加価値」をいかに作り出すのかが、とても頭を使うところだと思います。

そこで「何か儲ける良いヒントが得られれば・・・」と思って、本書を読んでみたわけですが、もちろん手っ取り早く儲かる処方箋が載っているわけではありませんでした。しかし、いろいろな会社の事例が載っているので、儲かる会社になるためにどのような点を意識していけば良いのかを考える上で参考にはなりました。

著者は金融機関でファンドマネージャーやアナリストをしていた方です。著者が様々な企業を取材した経験から得た「儲かっている会社に共通する4つのポイント」が紹介されています。この4つのポイントとは、以下になります。

1.よき伝統がある
2.優れたビジネスモデルをもっている
3.人材の力をうまく引き出している
4.M&A(合併・買収)が巧みである

それぞれのポイント毎に、良い会社や悪い会社の事例が解説されています。それほど目新しい内容ではないですが、よくまとまっていて、さらっと読めてしまうのが良いと思います。本書で事例として取り上げられている企業は、例えば以下のような会社です。

1.伝統
 ソニー、任天堂、アサヒビール、ソフトバンク・・・
2.ビジネスモデル
 花王、ユニリーバ、トヨタ、信越化学工業、オリックス・・・
3.人材
 グッドウィル、NOVA、リクルート、ベネッセ・・・
4.M&A
 日本電産、コニカミノルタ、楽天・・・

こういう時代ですので、常に儲かる仕組みを意識して考えていきたいと思います。儲かる会社=付加価値の高い会社=お客様・社会をハッピーにする会社とも言えるかと思いますので。

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Saturday, November 22, 2008

戦わない経営

浜口隆則:「戦わない経営」へのリンク 先日読んだ「心の翼の見つけ方」が心に響く内容でしたので、同じ著者のこちらの本も読んでみました。見開き毎に各テーマの内容が簡潔にまとめられているので、すぐ読めてしまいますが内容は深いです。

この本は、頭で考える本というよりは、心で感じるための本という気がしました。

後半では、実際に手を動かして自社のポジショニングを考えるワークがでてきますが、それ以外の部分は頭で理解するのではなく、心で理解するといった表現がぴったりくる内容です。

著者が経営者としての経験から掴んだ「ビジネスを行う上で重要なこと」が短い言葉でまとめられています。少し前の時代であれば、単なる理想論としてしか受け入れられなかった内容かもしれません。しかし、私個人としては、これからの時代は本書に書かれているような「戦わない経営」が主流になっていくのではないかと思っています。過去の様々な制度の綻びが見えてきたり、様々な不正が隠し切れなくなってきている現状は、その前兆ではないかとも思います。

私が現在勤めている会社では、比較的この本の理念を実践できているように思います。しかし、これから事業をさらに拡大させていく中で、競争のみにフォーカスしてしまい、その良さを失ってしまう可能性も考えられます。「争う」のではなく「いかに周囲の人々をハッピーにしていくか」という視点から、仕事に取り組んでいきたいものだと思いました。

本書では、以下のような言葉がいくつも紹介されていて、ハッとした気づきを与えてくれます。

  • 経営は関わるすべての人を幸せにする仕組み
  • お客さんは大切な親友
  • 関わる人はすべてパートナー

お気に入り度:★★★★

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Monday, October 13, 2008

カッコ悪く起業した人が成功する

鈴木健介:「カッコ悪く起業した人が成功する」へのリンク この本を読み終わった時、タイトルに込められた深い意味が伝わってきて、真摯な気持ちになりました。

普通、人は誰でもカッコ良くありたいと願うものではないでしょうか。しかし、そのようなカッコ良さや世間体のみが目的となってしまうと、ビジネスの本質から遠ざかってしまう場合があるのだと思います。このような傾向は、ビジネスに関わらず人生の様々な局面にも当てはまりそうです。つまり、こだわりやプライドや慢心が判断力を鈍らせて、本来行うべきことの逆を行ってしまうということが多々あるのではないかということです。

ビジネスの目的は「儲ける」ことであり、趣味やギャンブルではないので、周到な準備に基づいた勝算ある行動が必要だと思います。しかし、実際には様々な思い込みやこだわりに基づいて判断してしまうことが多いと思うのです。先日読んだ「黒字のための「5×6」の法則」では、企業の成長のステージに合わせて「やってはいけないこと」と「やるべきこと」が述べられていました。本書では、ビジネスオーナー寄りの視点から「やってはいけないこと」と「やるべきこと」が述べられているようです。

例えば「やってはいけないこと」として、「好きなことや得意な分野にこだわる」と書かれていて、一瞬あれっ?と思ったりします。しかし、その後に「やるべきこと」として、「客がいる仕事」「社会から求められている仕事、不足している仕事」などが挙げられています。どんなに好きなことであっても、ビジネスとして成り立たなければ意味が無いというあたりは、経験者ならではの考え方だと思います。その他にも、一般的な考え方とは逆のような項目がいくつかあり、本当に「儲ける」とはどういうことなのかを考えさせられました。

各章末では、著者が起業してビジネスを拡大させ、成功を享受し、様々な問題に遭遇して、倒産・破産を経験していく過程がエッセイで赤裸々に語られています。このあたりは、著者の経験を追体験しながら、ビジネスの面白さと怖さを同時に味わうことができるようになっています。

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Saturday, October 04, 2008

サブプライム後に何が起きているのか

春山昇華:「サブプライム後に何が起きているのか」へのリンク わかりやすくて、読みやすい本でした。新書のため価格も680円と安いので、初心者向けの解説本として価値ある本だと思います。

サブプライム問題が起こった原因と背景、各登場人物(消費者、銀行、証券会社、格付機関、モノライン保険会社、国富ファンド・・・)の役割をわかりやすく解説してくれます。

「サブプライム問題」とは、米国の不動産と「サブプライム住宅ローン 証券化商品」のバブル崩壊を発端とした、世界的な金融危機だということになるのですね。この「証券化商品」が、問題に大きく関わっているわけですが、その背後には証券会社の戦略・思惑があったようです。しかし、バブルは永遠に続くわけではなく、やはりいつかは崩壊するものなのだということをあらためて考えさせられました。

金融機関の損失が莫大となった原因は、証券化商品の自転車操業と、レバレッジ戦略にあるようです。確かにレバレッジをかけた場合、思惑通りに進んでいれば大きな利鞘が得られますが、一度逆の方向に進んでしまうと莫大な損失をこうむることになってしまいますね。

また、バブル崩壊が加速した背景として、証券化商品への信用崩壊があげられます。格付機関の「格付」とはいったい何だったのか・・・ということを考えさせられました。

本書後半の2つの章では、「世界金融維新」「日本は昇るのか、沈むのか」というテーマで著者の考察が述べられています。サブプライムとは直接関係のない内容ではありますが、今後の世界の潮流や投資の方向性を考える上で、思考の呼び水となってくれそうです。

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Tuesday, September 09, 2008

黒字のための「5×6」の法則

鈴木健介:「黒字のための「5×6」の法則」へのリンク ペーパーバックでお手頃価格の1,000円ですが中身の濃い本でした。本の内容は経営者向けですが、ビジネスをより良くしたいと考えているすべての方にとって、読んでおいて損はない内容だと思います。
序章から「事業を行うのは自分が儲けるためではなく、周りを儲けさせるため」という言葉がでてきます。まるで、何かの悟りのようですが、ビジネスマンから起業し、14年に渡る事業の成功、そして破産・再チャレンジと様々な経験を積んできた著者の本だけに、単なるきれい事ではない説得力がありました。また、以下のような言葉もあります。

「失敗を社会の景気動向や従業員のせいにせず、自らのなかにある失敗原因を掴みなさい」

この言葉は、まさに著者がたどり着いた境地が現れているのだと思います。謙譲の美徳はよく言われることですが、単なる道徳で終りがちです。しかし、成功におごり高ぶった時点で、転落への道が始まるというのは歴史が証明している事実だと思います。企業も人も、「すべての原因は自らの中にある」と考えるところから、成長や改善のエネルギーが沸いてくるのでしょう。

本書では、企業の成長のステージを以下の5つに分けています。

 ステージ1 「スタート期」:事業を計画し立ち上げる
 ステージ2 「成長期」:基盤を磐石なものとする
 ステージ3 「躍進期」:市場占有率を高める
 ステージ4 「完成期」:事業計画の最終目標に到達させる
 ステージ5 「転換期」:新たな事業や商品開発に立ち向かう

このようなステージは企業だけではなくて、企業内の事業にも当てはまりそうです。ステージを意識して、企業や事業を有機的な生き物と捉え、ステージに合ったマネジメントを行う必要があります。また、各ステージでは以下の6つのステップを繰り返します。これが「5×6」の法則なのですね。

 ステップ1 「開墾」:市場調査や人員戦略がメインとなる
 ステップ2 「種付」:営業や宣伝活動がメインとなる
 ステップ3 「開花」:営業や宣伝の効果が反応として現れる
 ステップ4 「結実」:反応が契約に結びつく
 ステップ5 「収穫」:売上が継続して回収される
 ステップ6 「休息」:いままでの反省と今後の指針を決める

それぞれのステージで、「やってはいけないこと」と「やるべきこと」が数ページ毎に展開されていきます。内容がきれいに整理されているわけではないですが、読み物として面白いです。これから起業する人は起業のシミュレーションとして、すでに起業している人は現状を振り返る材料として活用できそうです。章末のコラムで紹介されている、地方産業のレポートも非常に味わいがありました。

現在、社内の新規企画立ち上げに関わっている私としては、起業のライフサイクルの考え方が参考になりそうです。また、何といっても「慢心を戒め、現状に固執せず、お客様や周囲の企業を巻き込んで共に成長していく」という、本書を貫くメンタリティーは常に持ち続けていきたいものだと思います。

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Friday, August 22, 2008

サブプライム後の新資産運用

Shisan_unyo 年金制度が崩壊しつつある現状を考えますと、将来の生活資金は国や会社任せではなく、自己管理が必要な時代になりました。サラリーマン(私もそうですが)もお金を使うだけではなく、貯めて殖やすことを考えなければなりません。しかし、「資産をどのように運用すればよいのか」と聞かれても、途方にくれてしまうことが多いのではないでしょうか。

日本もバブル以前であれば、とりあえず土地を買っておけば自然に資産が増えていったのかもしれません。しかし、現在ではそのような方程式も成り立たたなくなりました。米国のサブプライムローン問題は日本の株式や不動産市場にも影響を与えましたし、商品や原油価格の値上がりなど、先行きの不透明感は高まっています。

この本では、これまで一般に正しいとされてきた資産運用の常識を取り上げ、それらの欠点を洗い出しています。これらの「常識」はある時間軸で切り取れば、確かに正しかったのですが、必ずしも絶対的な「正解」ではなかったわけです。例えば、以下のような「常識」の「問題点」を解説しています。

  • 国際分散投資による長期資産運用が必要である
  • 株式の長期投資はリスクが低い
  • 株式は長期的にその企業価値を反映する

日本の右肩上がりな成長が終わり、世界経済の連動性が高まっている現在において、新しい資産運用のあり方が求められていると思います。本書では、資産を円のみで運用することのリスクや、世界経済や株式のトレンドをつかむためのポイントについても解説されています。また、一般に外貨預金は外貨MMFに比べて不利であるといわれていますが、その例外も示してくれています。従来の常識や宣伝文句に捉われず、自分なりの資産運用を考えていく上で参考になる本だと思います。

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Friday, August 15, 2008

世界一わかりやすい会計の本

Kaikei ビジネスマンや経営者には会計のセンスが必要だと言われます。しかし、いきなり簿記や経営分析の本を読み始めても挫折してしまうことが多いのではないでしょうか。その理由は、各論から入ってしまい総論が見えていないからだと思います。会計を勉強したいビジネスマンの目的は、何も仕訳の仕方を覚えることではなくて、会計の知識を業務に役立てたいところにあるはずです。

この本では、「実務に役立つ会計」という観点から会計の知識をわかりやすく(ざっくばらんに)説明してくれます。著者は現役の税理士の方ですが、資格取得までに13年間かかったということで、会計のわかりにくさやとっつきにくさを身をもって実感されてきたようです。そのため、細かな用語の定義に捉われず、実務で必要な本質をとらえた分かりやすい説明をしてくれるのでしょう。例えば、以下のような話がいろいろと出てきますので、なるほどなーといった感じです。

  • 借方・貸方を覚える必要は全然ない。「左・右」でよい。
  • 勘定科目は好きなものを作ってよい。どれに入れるかはその人の自由。
  • 中小企業にとって、決算書の同業他社比較は意味がない。
  • 中小企業の流動比率を分析しても意味がない。

私も大学時代に会計や簿記の勉強などをしましたが、初めにこのような本を読んで本質をつかんでおけば、より理解も深まっただろうなと思います。これから会計を勉強したい方にとっては、まずとっかかりとして読んでおいて損はないと思います。

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Friday, March 28, 2008

株で儲ける人の頭の中

51vnx3a1tfl_aa240_ タイトルや表紙はちょっと怪しげですが、私的には好きな本でした。

この本を通して一貫している主張は、「流れに乗る」ということです。難しい理屈をこねまわしても、儲けられなければ結局意味がありませんよね。株をやる上で、「ナンピン」「損切り」「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ」・・・などの考え方を知っておくことは必要ですが、最終的には「流れ(トレンド)に乗っかったもの勝ち」ということなのだと思います。ただし、流れに乗るための方法は自分で考えなければいけませんが。。

下手なテクニックに走らず、「儲ける」人の考え方や発想法を公開してくれている点で、参考になる本だと思います。第5章では、誰にも心当たりがありそうな失敗シナリオが語られています。「うんうん、確かにあるよなー」と面白く読めますが、かなり身につまされるケーススタディでもあります・・・。

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