ユーザ目線のBPM
先日、mark-wadaさんにお会いする機会があり、プラントエンジニアとしてのご経験やBPM・SOAに行き着いた経緯を伺うことができました。
来月からmark-wadaさん主催の「ビジネスプロセスパターン研究(BPP研)」が開始されるそうです。そこに私も参加させていただくことになりました。
mark-wadaさんから「WEB+DB PRESS」Vol.47の記事を紹介していただきました。タイトルは「実践的BPMのための 業務プロセスの設計作法」です。この記事では、mark-wadaさんの業務プロセス設計に対する考えが紹介されています。
この記事の内容に関連して、昔のBPMオフ会で使用された以下のスライドがWebで公開されています。(もっとも、最近のmark-wadaさんは、BPMという言葉自体はあまり使わないようにしているようです。)
第3回BPMオフ会「ユーザ目線の実践的BPM」
http://handsout.jp/slide/408
「WEB+DB PRESS」の記事ですが、ご自身のユーザ企業での経験に基づき、「本当に役に立つITとは何なのか」という観点で業務プロセス設計が語られています。mark-wadaさんの思想は、BPMNとかBPELとかシステムとかはいったん全部取っ払って、そもそも業務とは何なのか、業務プロセスを効果的にモデル化する手法とは何なのかという点を突き詰めていくところが特徴だと思います。
私も以前ビジネスプロセスモデルの粒度に関するブログ記事を書いたのですが、方法論の詳細は全然手付かずの状況です。
私はこれまでずっとシステムエンジニアとしてのメンタリティだったので、どうしても技術的な視点で考えることが多かったです。しかし、最近は仕事でBPMに関わったり、mark-wadaさんのお話を伺ったりする中で、業務とか経営戦略に興味が沸いてきました。
ITは目的ではなくて、あくまで業務を支援する手段だというのは確かだと思いますし、これからもビジネスとITをつなぐ効果的な手法を検討していきたいと思います。BPP研の皆様どうぞよろしくお願いいたします。
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