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Sunday, December 21, 2008

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

荒濱一、高橋学:「やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている」へのリンク 私はこれまで、このような「仕組み」を全面に打ち出した本を読んだことがなかったので、本書を読んでかなり衝撃を受けました。私がこの本から得た衝撃(影響)とは、以下の2点です。

1.「仕組み」を作りあげることで、それほど働かなくても儲かる仕組みを実現している人が実際にいることを確認できたこと。

2.「仕組み」作りとは、必ずしも限られた人のみに与えられた特殊な能力ではなく、日常の仕事でも実践可能ないくつかの「原則」によって成り立っていることに気づかせてくれたこと。

本書では「継続的な収入を生み出す仕組み」を実現した9人の方が取り上げられています。そして、それぞれの事例の背景にある「思想」が以下の9つのキーワードでまとめられています。

「複製」「他力」「多面」「継続」「分身」「標準」「法則」「即行」「論理」

「仕組み」と一言でいってしまうと、何か怪しげで特殊なマジックのようにも思えてしまいますが、上記の要素に分解することで、実はとてもまっとうで常識的な手法から構成されていることがわかります。

本文中でも述べられていますが、仕組みとは決して楽をして儲ける錬金術ではなく、がむしゃらな努力や現場の経験を否定するものではありません。しかし、目の前の仕事に追われるサイクルにはまってしまうのではなく、上記の思想を意識することによって、あるタイミングで仕組み化することが必要だということです。

この考え方は、早速いろいろな局面で会社の仕事に活用できそうですし、プライベートでも仕組みを活かせる部分を常に意識するようにしていきたいと思います。

以下は個人的なメモです。


「プロセスを細分化して問題を”見える化”するとともに、それぞれのプロセスで一番効率的な【標準】を作り上げ、実践する。これを行わないと、何でうまくいっているのか、あるいは何で失敗しているのかもわからない。となると何かやっても成果がどうなるか見えず、ビジネスがバクチになっちゃうんですよ」(p.158)

プレイヤーではなく監督になれ(p.201)

汎用性の高いものこそが、本当に儲かる『仕組み』なんですよ。具体的に手っ取り早く儲けることだけを考えていたら、「仕組み」にならない。(p.223)

消費してしまったら、お金がお金を生まないでしょ。だから僕は不動産などの投資に回す。(p.224)

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