バビロンの大富豪
初版1926年のロングセラー作品です。古代バビロンの城壁都市が物語の舞台となっています。
本の中に出てくる人たちは、大金持ちもいれば、豊かな生活を夢見る普通の人たちもいます。奴隷という立場を克服して、大富豪に転身した人もいます。
この本には、いくつかの教訓が出てきます。例えば、以下のような内容です。
- 収入の一部は使わずにとっておく。残りの金の範囲内で生活する。
- 貯めた金は、そのままにせず投資をして増やす。
- 与えられたチャンスは躊躇せずに活用する。
- ただし、判断は慎重に行う。先人の知恵に耳を傾け、怪しい話には乗らない。
- 「働く」ことが、幸福と豊かさをもたらす。
それぞれの教訓自体はある意味常識というか当たり前の内容です。しかし、古代バビロンの登場人物たちの生き様を通して、それらの教訓が語られているため、内容に重みがあるように感じられ、心に響くのがこの本の良いところだと思います。特に最後の章で「シャルゥ・ナダ」が語った話は、働くことの素晴らしさが伝わってきて感動させられました。
この本全体を通していえることですが、楽をして儲けるのではなく、こつこつと勤勉に正しい選択を行っていくことの重要性が語られています。流行に左右されない本質的な教訓が語られていて、今の時代においても十分参考になる本だと思います。
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