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Tuesday, September 02, 2008

事例でわかるWebサービス・ビジネス

Web_service 4年以上前に出版された本ですが、それほど古さを感じませんでした。書籍の中に出てくる製品名や事例の一部には古いものもあります。しかし、それ以外の部分は今でも十分参考になりました。

この理由は恐らく、Webサービスの仕組み自体が当時からほとんど変わっていないためだと思います。また、当時の期待ほどWebサービスが普及していないという事情も背景にありそうです。

本に記載されているWebサービス活用事例は、今の時代でも参考になるものが多いです。逆に、当時の予想を超える画期的な利用方法はこれまで出現していないということだと思います。

Webサービスの今後に関する考察

本書を読んであらためて感じたのは、Webサービスはあくまでも技術にすぎないということです。技術を活かせるビジネス上のニーズがあれば、Webサービスは自然に活用されていくと思います。Webサービスが企業であまり活用されてこなかった理由は、企業システムにおいてWebサービス化の必要性がほとんどなかったということでしょう。

「UDDIを使用して外部のサービスを活用する」というアイデアが、楽観的すぎるのは確かです。しかし、企業内や企業間のシステム連携においても、アプリケーションをWebサービス化する必要性はそれほどなかったのだと思います。Amazonのように外部に公開するだけのメリット・価値がある「サービス」を生み出すには、ビジネス上の発想の転換が必要なのかもしれません。

今後、企業のシステム開発でWebサービスが活用されるかどうかは、当面のところSOAやBPMの普及次第とも言えそうです。SOAやBPMの観点からシステムの最適化を図るのであれば、アプリケーションをWebサービス化するメリットがあります。しかし、そうでなければ、これまで通り個別にシステムを開発して、それでハッピーということになるのでしょう。今後のシステム開発のトレンドについて、製品ベンダやSIerの動向を見守っていきたいと思います。
私としましては、当面は製品ベンダの立場から、BPMの普及に向けた啓蒙活動を行っていきたいと考えています。

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