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Thursday, September 18, 2008

Modeling Forum 2008 所感(2日目)

Modeling_forum 今日も昨日に引き続き、午後の数時間を使って「Modeling Forum 2008」に行ってきました。感想については、明日以降さらに追記するかもしれませんが、今日のところはBPMセッションの感想を書いておきます。

BPM推進のための2つの可視化技法 - プロセスモデリングとルールモデリング

日記情報ソフトウェア 代表取締役社長の岩田さんのセッションです。
このセッションは早い時期から予約で満席となっていましたが、期待の大きさ(?)に違わぬ充実した内容でした。

「伝統的なアプリケーション開発では、システムを配備したら開発は終わりだが、BPMではプロジェクトを短いサイクルで継続的に回していく」という説明がありました。この「継続的な改善のサイクル」というのは、BPMを考える上で重要な視点なのでしょうね。本セッションの終わりでも、再度「継続的な改善活動を始めからユーザサイドに根付かせておく必要がある」という話がありました。
そのようなサイクルを回していくためのBPM推進フレームワークとして、日本BPM協会が作成したガイドを紹介していただきました。このガイドは、お客様や社内に向けてBPMの進め方を説明するのに使えそうです。
http://www.bpm-j.org/docs/pdf/bpm_frm_chart2.pdf

また、BPMNに関する説明では、ARISで記述した業務フローをBPMNダイアグラムで表現する例が紹介されていました。BPMNでは人やシステムをプールで表現するわけですが、「人のロールはスイムレーンで表現する」というのを聞いて、BPMN初心者の私にはとても参考になりました。その後、BPMNの3階層モデルについて説明がありました。この3階層モデルは非常に良いですね。業務モデルから実装まで一つのモデルで対応することができるというBPMNのメリットを説明するのに役立ちそうです。

  • 概要モデル
    ビジネスプロセスの可視化。ビジネスアナリストが作成。

  • 詳細モデル
    ビジネスプロセスのモニタリングを考慮して詳細化。イベント、ループなど詳細な振る舞いを定義。

  • 実装モデル
    BPEL生成を意識したモデル。Webサービス呼び出しや例外・補償処理などを考慮。

ここまでが「プロセスモデリング」に関する説明でした。この後で、もう一つのテーマ「ビジネスルールモデリング」に話が移ります。「ルールとプロセスを分けることにより、複雑なプロセスをシンプルにすることができる」というのは、やはり大きなメリットだと感じました。BPMNのモデルを描いていくと、アクティビティの中にディシジョンが内在するケースが確かに多いのではないかと思います。このようなディシジョンをサブプロセスとして定義するのか、ルールとして定義するのかというのは、大きなテーマとなりそうですね。

また、ビジネスルール管理(BRM)というのは、今後のテクノロジーだと思っていたのですが、すでに「JBOSS Drools」や「VisualRules Modeler」というツールがあるのですね。画面を見る限り、グラフィカルにルールを定義できてなかなか便利そうです。ルール表記法(ディシジョンテーブル、WHAT IF、ディシジョンツリー)や、ビジネスルールの2階層モデル(ビジネスビュー、ITビュー)について説明していただき、今まで知らなかったBRMの世界にふれることができました。岩田様、本日はどうもありがとうございました。

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