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Monday, June 02, 2008

世界一やさしい問題解決の授業

Mondaikaiketsu_jugyo 図書館で借りたので(^^; 帯はついていなかったのですが、市販本の帯には「中高生にもわかるように解説」との記載があります。初心者向けに問題解決の手法を解説した本のようです。すでにコンサルタントとして活躍している方や、仕事でバリバリと問題解決を実践している方は、読む必要はありません・・・。

本の前半では、目標設定、課題分析、アクションプランの実行・フィードバックがなぜ必要かを3人のキャラクターを用いて説明しています。考えることをしない「どうせどうせ子」ちゃん、問題を指摘するばかりで何も実践しない「評論家」くん、精神論だけで突き進んでしまう「気合でゴー」くんが登場します。そのようなキャラクターの対極にあるのが、「問題解決キッズ」です。問題解決キッズは常に具体的な目標を持ち、目標の達成方法を考え出し、対策を実行しながら必要に応じて方向修正します。

この本では、そのような問題解決キッズの問題解決プロセスを体験できます。一つ目のストーリーでは、中学生の主人公が「ライブに観客がほとんど集まらない」という課題に対して、仮説と検証のサイクルを回しながら、具体的なアクションをおこしていく様が描かれています。二つ目のストーリーでは、やはり中学生の主人公が「半年以内に60,000円の中古パソコンを購入する」という目標に対して、実現プランを検討していきます。どちらのストーリーでも共通するのは、その時点での仮説を持ち(仮説思考)、分析によって仮説の正当性を検証しながら(イッシューツリー)、次のアクションにつなげていくという点です。

このような思考のプロセスは、知って理解しているだけでは意味がありません。ツールを使いこなし、実践できるレベルに達してこそ初めて価値がでてくるというものです。本の内容は非常に簡単なのですが、自分が本当にこの内容を実践できているのか?というと、正直まだまだな部分もあります・・・(反省)。やはり、プライベートや仕事において、日々の実践が大事ですね。

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