はじめての課長の教科書
ベストセラーということで、読んでみました。「経営」や「リーダー」のあり方について語った本はたくさんありますが、「中間管理職(課長)」に脚光を当てた本は少ないと思います。そのような点でも、興味をそそられました。
私が勤務している会社は、組織階層や文化の点において、比較的フラットな会社だと思います。実際「課長」や「部長」といった呼称はありませんし、肩書きが幅を利かせるということは少ないです。しかし、組織である以上、何らかの指揮系統や階層構造が必要なのは事実です。
私はこれまでシステムエンジニアとしてやってきました。しかし、だんだんと組織の目標や予算について意識しなければならない立場に近づきつつあると感じています。本書では、日本企業において課長が果たしてきた役割を評価するとともに、将来に渡って組織を動かしていく上で、課長の業務が重要であることを説明しています。課長の役割、必要なスキル、課長が遭遇する課題などを、網羅的に取り上げてくれています。
経営者のビジョンと現場の間を取持つ仲介者として、課長の役割が大きい点は確かに納得です。今後、中間管理職的な役割が必要となりつつあるエンジニアとして、課長の業務がどのようなもので、どのような心構えが必要なのかを知ることができ、参考になりました。
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